【安全のためにも覚えておきたい】サーキット走行のルール、マナー

サーキット走行サーキット走行の始め方

サーキット走行には、ルールやマナーがあります。そして、それ以外にも注意しなければならない点もあります。これらを理解していないと、周りに迷惑をかけてしまうばかりか、無用なクラッシュや、大切な車のトラブルを招いてしまいます

私も初めての走行のときは、あわやという失敗をしてしまいました。そういった経験を踏まえ、この記事ではコースイン、走行中、チェッカー後と、時間軸で追ってルール、マナーをしっかり解説します。

サーキット走行に慣れないうちは、緊張して色々忘れてしまうものですが、走行前にしっかりと覚えておきましょう。

コースイン時 

ピットレーンの速度制限に注意

ピットエリアはドライバーやメカニック等の人が行き交う場所でもあるので、注意して走る必要があります。そのため、ピットレーンには制限速度が決まっています。サーキットごとに異なりますので、事前に確認しておきましょう。

ピットアウト時の他車との交錯に注意

ピットアウトする際、レーシングスピードで走っている車と交錯すると危険なため、ピット出口に白線が敷かれている場合はまたがないようにしましょう(白線がない場合は、コース反対側に急にラインを変えないようにしましょう)。また、1コーナーは走行中の車に邪魔にならないようインベタで走りましょう。

コース走行中

タイヤが温まるまでは無理しない!

タイヤは十分に温まらなければ本来のグリップを発揮しません。そのため、コースイン直後のタイヤがまだ温まっていない状況は、注意が必要です(1周目にスピンする車は結構多いです。私もたまにやらかします汗)。特に、寒い季節はタイヤが温まるのに時間がかかるので、慎重に走りましょう!

ミラーをしっかり見る!(特にコーナー進入時)

一般道の走行ではしっかりミラーを見るクセがついている人も、初めてサーキットを走るときは、緊張や操作に集中するあまり、ミラーの確認を忘れてしまいがちです。私も、サーキット初走行のときに、ヘアピンの進入時にミラー確認を忘れており、気づいたらイン側に他車が並んでいて危うくぶつかりそうになるという失敗をしました。
限界まで攻めていてクラッシュするならともかく、ミラーの確認忘れで他車と接触してしまうのは相手に大きな迷惑をかけてしまいますし、それで修理代が飛んでいくのは何とももったいない話です。初心者の方は、まずはミラーをしっかり確認するクセをつけましょう!

メーターを確認する

サーキットでは常に全開走行が続くため、エンジンのコンディションに気を配るために、水温計、油温計などのメーターを常に確認するクセを付けましょう。慣れないうちは走行に集中するあまり、メーターの確認も忘れてしまいがちです。ホームストレートのスタートラインで確認するなど、自分の中でルールを作ってしまえば忘れずに確認するクセがつくのでオススメです(私も初めのうちはこのルールでクセをつけました)。ちなみに、私はラップタイム計の横に水温計を付けていて、ラップタイムの確認と同時に水温計もチェックしています。

フラッグに従う

走行中にコースアウトやクラッシュしている車両が発生した場合等、コースマーシャルがフラッグを振ってドライバーに状況を知らせます。フラッグを見落とさないようにして、指示に従いましょう。
なお、フラッグの意味をすべて理解していない方は以下の記事を参考にして下さい。

譲るとき、抜くときのマナー

ウインカーを出して行く先を示す
後ろから速い車が来てラインを譲る場合、早めに自分が行きたい方向にウインカーを出して後続車に合図をしましょう。

急なライン変更はしない
後続車がいる場合、急なライン変更はやめましょう。後ろの車がよけきれずにぶつかるリスクに繋がります。

強引にイン側に入らない
前の車を抜くときは、強引にインに入るのはやめましょう。サーキットでは、基本的にコーナー進入時にイン側にいた車にイン側を走る優先権がありますが、強引にイン側に突っ込めば相手とぶつかるリスクも高くなります。

チェッカー後

すぐにエンジンを切らない!

チェッカーを受けた後は、クールダウン走行してピットに戻ります。サーキット走行ではエンジンを全開で回し続けているので、車を止めてからすぐにエンジンを切らず、水温が下がったことを確認してからエンジンを切るようにしましょう。

サーキットを走る上でのルールやマナーなどの注意点は、周りに迷惑をかけず自身が安全にサーキット走行を楽しむために大切なものです。走行を重ねると体が覚えますが、初心者のうちはしっかり意識して確実にできるようにしましょう。

Posted by nouchi169