【レビュー】自宅でのシミュレーター用ハンコンはG29がおすすめ

eレースの人気が高まり、自宅でレーシングシミュレーターを作る人が増えていますよね。シミュレーター用のハンコンは様々な機種が発売されていますが、私はロジクールのG29を使っています。使い始めたほぼ1年、またそれ以前に使っていたG27を含めると、6年以上ロジクール製のハンコンを使っていますが、結論を言うと、G29はレーシングシミュレーター用のハンコンとしてはコスパも良く、没入感があってかなりおすすめです。ここでは、G29のおすすめ箇所と少し残念な箇所をレビューします。
他コントローラーとの比較
私はグランツーリスモ 7を使っていますが、グランツーリスモ用としては以下の3機種がメジャーと思います。3機種とも機能上は3ペダル、シフトレバーなし(別売り)などは揃っていますが、もっともお手頃なのはG29です。G29以外の2機種もそれぞれ特徴(下の表のとおり)がありますが、G29はシミュレーター用ハンコンとして機能は十分備えており、コスパは高いです。
機種 | Logicool G29 | Thrustmaster T300RS GT Edition |
Thrustmaster T-GT |
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新品参考価格 | 3万6000円前後 | 5万円前後 | 10万円前後 |
FFB(※) | あり | あり | あり |
ペダル数 | 3ペダル | 3ペダル | 3ペダル |
シフトレバー | なし | なし | なし |
特徴 | 別売りステアリングに交換可能 | ペダルの横位置、高さの調整可能 |
※FFB:フォースフィードバック機能
G29のレビュー
◯ 良い点
ステア操作に対するレスポンスが自然
遊びがあるわけではなく、ステアリング操作に対して車の挙動が自然で、まったく違和感がありません。ステア操作時にギアの音が「カタカタ」と聞こえますが、うるさい音ではなく、ドライビングに集中していればまったく気になりません。
縁石に乗せた際の振動がリアル
フォースフィードバック機能があるので、縁石に乗せるとステアリングが振動します。本気で攻めているときほどしっかり縁石を使うので、その際の手応えがリアルに伝わり、没入感が得られます。フォースフィードバックがうるさいという意見もあるようですが、個人的にはドライビングへの集中を阻害するほどの音ではありません。ただし、夜中だと周りに迷惑がかかるかもしれませんね。
✖️ 悪い点
ブレーキのストロークが少ない
G27に比べるとブレーキのストロークが少ない点が気になりました。ただし、ブレーキを残しにくいわけではなく、慣れの問題です。ちなみに、ブレーキペダルもそれなりの硬さで、違和感はありません。
ヒール&トゥがやりづらい
アクセルペダルに対してブレーキペダルがオフセットしていないので、ヒール&トゥが非常にやりづらいです(それ以前に、シフトノブが付属していませんが…)。ちなみに、Thrustmaster T-GTにはペダル位置の調整機能が付いています。
シフトノブが別売り
以前使っていたG27はシフトノブも標準で付いていましたが、G29は別売りとなってしまいました。新品購入時の値段はG27とほぼ同じ。ステアリングに機能が追加されたのは分かりますが、別売りのシフトノブが約6,000円と考えると、実質値上げのように感じます。使わない人もいるから別売りにしたと思われますが、それなら本体価格を少し値下げしてほしい。
まとめ
ステアリングが小さいなど細かい不満はありますが、社外ステアリングを付ける方法もあるため、大きな問題ではないと思っています。シミュレーターとして使うには、いかにリアルの世界に近いドライビングができるかが大切ですが、その点ではフォースフィードバック機能も違和感はなく、シミュレーター用ハンコンとしてはコスパも高く、かなりおすすめです!